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ほしぞらドーム › 記事一覧 › 日食・月食カレンダー › 皆既月食2028 ・ 更新 2026-11-01

皆既月食2028年12月31日〜2029年1月1日(元日)時間・方角・赤くなる理由【月食シミュレーター付き】

文:HimaL(ほしぞらドーム) ・ 天体の日時や位置は天文計算で求め、公開情報と照らし合わせています(データと計算方法)

2028年12月31日の深夜から2029年1月1日(元日)の未明にかけて、日本全国で皆既月食が見られます。月がすっぽり地球の影に入り、赤銅色に染まる時間は約73分。年越しの夜空で起こる、見ごたえのある月食です。

皆既月食の答え(東京)

月食シミュレーター

時間のスライダーを動かすと、月が地球の影(半影と本影)を通り抜けていく様子を見られます。左上の時刻は日本時間、高さは東京から見た月の高さです。

図は北を上にして、空を見上げたときと同じ向き(左が東)で描いています。月面は観測データをもとにした画像、影の大きさと位置は天文計算による値です。

太陽・地球・月の並びを宇宙から見たり、月から「赤く光る地球」を見たりするなら、月食3Dで、この月食を立体的に再現できます。

月食の進み方(日本時間・東京)

できごと時刻月の方角・高さ見え方
半影食の始まり12月31日 23時02分南東・75°月がうすい影(半影)に入る。見た目はほとんど変わりません
部分食の始まり1月1日 0時07分南南西・76°月の左側(東側)から、地球の濃い影(本影)に入って欠けはじめます
皆既食の始まり1月1日 1時16分西南西・66°月全体が本影に入り、赤銅色(赤黒い色)に
食の最大1月1日 1時52分西南西・59°いちばん深く影に入る瞬間。食分 1.25
皆既食の終わり1月1日 2時28分西・52°月の左側(東側)から明るさが戻りはじめます
部分食の終わり1月1日 3時37分西・39°本影から完全に抜けます
半影食の終わり1月1日 4時42分西・26°月食の終わり

時刻は日本全国でほぼ同じです(月食は月が見えていれば、どこでも同時に起こります)。方角と高さは東京での値で、ほかの地域でもおおむね同じ高い空に見えます。

どの方角を見ればいい?

月食が始まる元日の0時ごろ、月は南の空の高いところにあります。皆既食のころには南西の空へ少し傾きますが、まだ高さ50°以上あり、建物の多い街なかでも見やすい条件です。

冬の満月は空高く昇るので、首を大きく上げて見ることになります。レジャーシートやリクライニングのいすがあると楽です。

皆既食中の月はなぜ赤い?

月が地球の影にすっぽり入っても、真っ黒にはなりません。太陽の光が地球の大気を通るとき、青い光は散らばり、赤い光だけが大気で曲げられて影の中まで届くためです。

夕焼けが赤いのと同じしくみで、地球上のすべての夕焼けと朝焼けの光が月を照らしている、ともいえます。大気中のちりや雲の量によって、明るいオレンジ色から暗い赤黒い色まで、月食ごとに色が変わります。

観察と撮影のコツ

  1. 部分食の始まりから見る
    満月の左側(東側)から少しずつ欠けていきます。地球の影のふちが丸いことがわかります。
  2. 皆既中は双眼鏡がおすすめ
    赤く暗くなった月のまわりに、ふだんは月明かりで見えない冬の星が見えてきます。
  3. スマホは明るさを下げて
    部分食中は明るい部分が白く飛びやすいので、画面の明るさスライダーを下げます。皆既中は三脚で固定し、夜景モードを使いましょう。スマホで星空を撮る方法も参考に。
  4. 年越しの寒さ対策を
    真冬の深夜です。厚手の上着・手袋・カイロを用意して、無理のない範囲で楽しみましょう。

これから日本で見られるほかの月食や日食は日食・月食カレンダー、月の満ち欠けのしくみは月の満ち欠けの仕組みでまとめています。

大みそかの月食を見るための準備

月食のしくみを先に予習しよう

月食・日食3Dでは、この月食を選んで、地球の影に月が入っていくようすを宇宙から・地上から見ることができます。当日見える月の形を、時刻をえらんで先に確かめておきましょう。

この月食についての疑問

雲が出ていたら?

雲があると見えませんが、皆既食は1時間以上続くので、雲のすき間から見られることもあります。

月食は目で直接見ても大丈夫?

大丈夫です。月食は、日食とちがって太陽を見るわけではないので、肉眼や双眼鏡、望遠鏡で安心して見られます。

皆既食の月は何色?

赤銅色(しゃくどういろ)と呼ばれる、赤黒い色です。地球の大気の状態によって、明るいオレンジ色から暗い赤まで変わります。

月食を見るときの言葉

言葉意味
半影食月が地球のうすい影(半影)に入ること。月が少し暗くなるだけで、目ではわかりにくい
部分食月の一部が、地球のこい影(本影)に入って欠けて見えること
皆既食月全体が本影に入ること。月は真っ暗にはならず、赤銅色に見える
食の最大月がいちばん深く影に入る時刻
ダンジョン尺度皆既食の月の明るさと色を0〜4の5段階であらわす方法。0がいちばん暗い

月食の観察記録をつけよう

大みそかの夜は冷えこむので、防寒をしっかりして、暖かい部屋と行き来しながら観察するのがおすすめです。

この記事のまとめ

よくある質問

2028年の皆既月食は何時から?

日本時間で、部分食が1月1日 0時07分に始まり、皆既食は1月1日 1時16分から2時28分まで、約73分続きます。

皆既月食はどこで見られる?

日本全国で見られます。月は南の空の高いところにあり、建物の多い街なかでも見やすい条件です。

月食は肉眼で見ても大丈夫?

はい。月食は肉眼で安全に見られます。双眼鏡を使うと、赤くなった月の色の変化がよくわかります。

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