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ほしぞらドーム › 記事一覧 › 1等星の一覧 ・ 更新 2026-11-02

1等星の一覧と色の違い全21個の名前・星座・見える季節【日本から見える星】

文:HimaL(ほしぞらドーム) ・ 天体の日時や位置は天文計算で求め、公開情報と照らし合わせています(データと計算方法)

夜空でとくに明るく輝く星を「1等星」と呼びます。全天に21個あり、そのうち日本の本州から見えるのは15〜16個です。1等星の一覧と、星の色の違いが生まれる理由をまとめました。

2027年1月20日21時の東京の南の空。シリウス、ベテルギウス、リゲル、プロキオン、アルデバラン、ポルックスと、地平線すれすれのカノープス
1月20日 21時ごろの南の空(東京)。冬の夜は1等星がいちばん多く見える季節です。カノープスは南の地平線すれすれに昇ります。 ほしぞらドームの星空に、星座線と目印を描き足した図です。

1等星とは

星の明るさは「等級」で表し、数字が小さいほど明るくなります。1等星は6等星(肉眼で見えるいちばん暗い星)のちょうど100倍の明るさで、1等級違うと明るさは約2.5倍違います。

ふつう、1.5等より明るい星をまとめて1等星と呼びます。シリウスのようにとくに明るい星は、0等やマイナスの等級になります。

1等星の一覧(明るい順)

順星の名前星座等級色見ごろ(夜9時ごろ)
1シリウスおおいぬ座−1.5白冬
2カノープスりゅうこつ座−0.7白(黄みがかる)冬(南の低空)
3リギル・ケンタウルスケンタウルス座−0.3黄春(沖縄など南の地域のみ)
4アークトゥルスうしかい座−0.1オレンジ春
5ベガこと座0.0白夏
6カペラぎょしゃ座0.1黄冬
7リゲルオリオン座0.1青白冬
8プロキオンこいぬ座0.4白(やや黄)冬
9アケルナルエリダヌス座0.5青白秋(沖縄など南の地域のみ)
10ベテルギウスオリオン座0.5前後(変光)赤冬
11ハダルケンタウルス座0.6青白春(沖縄など南の地域のみ)
12アルタイルわし座0.8白夏
13アクルックスみなみじゅうじ座0.8青白春(八重山など沖縄の南の島)
14アルデバランおうし座0.9オレンジ冬
15アンタレスさそり座1.0赤夏
16スピカおとめ座1.0青白春
17ポルックスふたご座1.1オレンジ冬
18フォーマルハウトみなみのうお座1.2白秋
19デネブはくちょう座1.3白夏
20ミモザみなみじゅうじ座1.3青白春(沖縄など南の地域のみ)
21レグルスしし座1.4青白春

等級は肉眼で見たときの明るさ(実視等級)の目安です。ベテルギウスは明るさが変わる変光星です。

日本から見える1等星・見えにくい1等星

南の空の低いところにある星は、日本からは地平線の上にほとんど昇りません。カノープスは東京では南の地平線すれすれ(高さ約2°)に見え、沖縄ではずっと見やすくなります。

みなみじゅうじ座の2つの星、ケンタウルス座の2つの星、アケルナルは本州からは見えず、沖縄など南の地域で、南の地平線近くに見られます。

星の色が違うのはなぜ?

星の色は、表面の温度で決まります。ガスコンロの炎が青いと高温、ろうそくの炎が赤っぽいと低温なのと同じで、星も温度が高いほど青白く、低いほど赤く見えます。

色表面温度の目安代表的な1等星
青白1万〜3万℃リゲル、スピカ、レグルス
白約1万℃シリウス、ベガ、アルタイル、デネブ
黄約5,000〜6,000℃カペラ(太陽もこの仲間)
オレンジ約4,000〜5,000℃アークトゥルス、アルデバラン、ポルックス
赤約3,000℃ベテルギウス、アンタレス

冬はリゲル(青白)とベテルギウス(赤)がオリオン座の中で並び、色の違いがいちばんよくわかります。夏はアンタレス(赤)とベガ(白)を比べてみましょう。

双眼鏡で少しピントをずらすと、星の光が広がって色がさらにわかりやすくなります。

季節ごとの1等星の見つけ方

1等星にまつわる豆知識

1等星で季節を知る

夜8〜9時ごろに南の空に見える1等星で、季節がわかります。春はスピカ、夏はアンタレス、秋はフォーマルハウト、冬はシリウスやベテルギウスが目印です。

1等星についての疑問

1等星はなぜ21個?

0等やマイナスの等級の星もふくめて、1.5等より明るい星を「1等星」とする数え方が一般的で、それにあてはまる星が21個あります。

都会でも1等星は見える?

見えます。1等星は明るいので、街なかでもほとんどの1等星を見つけられます。

いちばん明るい1等星は?

おおいぬ座のシリウスです。約−1.5等で、太陽をのぞくと夜空でいちばん明るい恒星です。

1等星の日本の呼び名

1等星には、昔から日本の各地で親しまれてきた呼び名があります。星の色や、見える季節の暮らしと結びついた名前が多いのが特ちょうです。

星日本の呼び名名前のいわれ
シリウス青星(あおぼし)青白く強くかがやくことから
ベテルギウス平家星(へいけぼし)赤い色を、平家の赤い旗にたとえた
リゲル源氏星(げんじぼし)白い色を、源氏の白い旗にたとえた
アンタレス赤星(あかぼし)夏の南の空で赤く光ることから
スピカ真珠星(しんじゅぼし)白く上品なかがやきから
アークトゥルス麦星(むぎぼし)麦の取り入れのころ、夕方の空に高く見えることから
ベガとアルタイル織姫星・彦星七夕の物語から
カノープス南極老人星南の低い空にまれに見え、見ると長生きするといわれた

星の名前を覚えるときは、こうした呼び名もいっしょに覚えると、色や季節が思い出しやすくなります。

この記事のまとめ

1等星の位置や色を、今夜の星空で確認できます。

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よくある質問

1等星はいくつある?

全天に21個あります。そのうち日本の本州から見えるのは15〜16個で、残りは南の空の低いところにあるため、沖縄など南の地域でしか見られません。

いちばん明るい星は?

太陽を除くと、おおいぬ座のシリウスです。マイナス1.5等で、冬の夜に南の空で白く輝きます。夜空で月の次に明るい金星や木星は、恒星ではなく惑星です。

赤い星と青い星の違いは?

星の表面の温度の違いです。赤い星は約3,000℃と比較的低温で、青白い星は1万℃以上の高温です。

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