銀河めぐりの使い方と解説天の川銀河の大きさ・太陽系の位置・天の川が帯に見える理由
銀河めぐりは、わたしたちの住む天の川銀河を、外から3Dでながめられるページです。太陽系がどこにあるのか、夜空の天の川がなぜ帯に見えるのか、そしてアンドロメダ銀河など「ご近所の銀河」までの距離を、回したり拡大したりしながら確かめられます。
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銀河めぐりを開く →使い方
- 真上から・真横から:銀河を円盤の上から、または横から見ます。横から見ると、銀河がとても薄い円盤だとわかります。
- 太陽系のまわり:太陽系に近づいて、オリオン大星雲やすばる、わし星雲などが太陽系からどのくらい離れているかを見ます。
- 太陽系から見る:太陽系に立って、銀河の中心の方を見ます。夜空の天の川がなぜ帯のように見えるのかがわかります。
- ご近所の銀河:ぐっと離れて、マゼラン雲やアンドロメダ銀河まで見わたします(見やすくするため、遠くの銀河は実際より大きめに表示しています)。
- 名前をタップ:その天体に近づいて、説明と太陽系からの距離が出ます。
天の川銀河ってどんな銀河?
- 大きさ:直径およそ10万光年の、うすい円盤の形をしています。
- 星の数:1000億〜4000億個ほどと考えられています。
- 形:中心に棒のような構造をもつ「棒渦巻銀河」です。そのまわりを、いくつかの渦巻きの腕が取りまいています。
- 中心:いて座の方向、約2万6千光年先。太陽の約400万倍の重さのブラックホール「いて座A*」があります。
太陽系はどこにある?
太陽系は、銀河の中心から約2万6千光年はなれた、オリオン腕(局所腕)という小さな腕の中にあります。内側には「いて座腕」、外側には「ペルセウス腕」という大きな腕があります。
太陽系は秒速約230kmで銀河のまわりを回っていて、1周するのに約2億3千万年かかります。
天の川はなぜ帯に見えるの?
わたしたちは、うすい円盤の中から銀河をながめています。円盤の方向を見ると、遠くまでたくさんの星が重なって見えるため、夜空をぐるりと一周する光の帯=天の川になります。
円盤と垂直な方向を見ると星が少ないので、暗く見えます。夏の天の川が明るいのは、その方向に銀河の中心(いて座)があるからです。
実際の天の川の見え方は天の川の見える時期と方角で解説しています。
銀河の中のおもな天体
| 名前 | 種類・星座 | 太陽系からの距離 | どんな天体? |
|---|---|---|---|
| オリオン大星雲(M42) | 散光星雲・オリオン座 | 約1,300光年 | オリオン座の三つ星の下に、肉眼でもぼんやり見える星雲。ガスとちりの中で、いまも新しい星が生まれています。 |
| すばる(M45) | 散開星団・おうし座 | 約440光年 | 生まれて約1億年の若い星の集まり(散開星団)。肉眼で6〜7個の星が見えます。 |
| 干潟星雲(M8) | 散光星雲・いて座 | 約4,100光年 | 夏の天の川の中にある明るい星雲。双眼鏡でも見えます。 |
| わし星雲(M16) | 散光星雲・へび座 | 約5,700光年 | ハッブル宇宙望遠鏡が写した、ガスの柱「創造の柱」で有名な星雲です。 |
| オメガ星雲(M17) | 散光星雲・いて座 | 約5,500光年 | 白鳥のような形にも見えることから「白鳥星雲」ともよばれる、明るい星雲。 |
| かに星雲(M1) | 超新星残骸・おうし座 | 約6,500光年 | 1054年に爆発した超新星のなごり。その爆発は、藤原定家の日記『明月記』にも書き写されています。 |
| ばら星雲 | 散光星雲・いっかくじゅう座 | 約5,200光年 | バラの花のような形の星雲。冬の天の川の中にあります。 |
| 北アメリカ星雲 | 散光星雲・はくちょう座 | 約2,600光年 | 北アメリカ大陸の形に見える星雲。はくちょう座のデネブのすぐそばにあります。 |
| 環状星雲(M57) | 惑星状星雲・こと座 | 約2,600光年 | 太陽のような星が一生の最後に放ったガスのリング。50億年後の太陽も、こんな姿になると考えられています。 |
| 二重星団(h・χ) | 散開星団・ペルセウス座 | 約7,500光年 | 2つの星団が仲よく並ぶ、秋から冬に見ごろの星団。ペルセウス腕の中にあります。 |
| ヘルクレス座球状星団(M13) | 球状星団・ヘルクレス座 | 約2万2千光年 | 数十万個の古い星がボールのように集まった球状星団。銀河の円盤の外(ハロー)にあります。 |
| ω星団 | 球状星団・ケンタウルス座 | 約1万7千光年 | 全天でいちばん大きな球状星団で、約1000万個の星の集まり。日本では関東より南で、南の地平線すれすれに見えます。 |
ご近所の銀河
天の川銀河のまわりには、小さな伴銀河や、アンドロメダ銀河などの大きな銀河が集まっています。これらをまとめて「局部銀河群」とよびます。
| 名前 | 種類・星座 | 太陽系からの距離 | どんな天体? |
|---|---|---|---|
| 大マゼラン雲 | 銀河(天の川銀河の伴銀河) | 約16万光年 | 天の川銀河のまわりを回る小さな銀河。南半球の空で雲のように見えます(日本からは見えません)。 |
| 小マゼラン雲 | 銀河(天の川銀河の伴銀河) | 約20万光年 | 大マゼラン雲とならぶ、天の川銀河のお供の銀河。 |
| アンドロメダ銀河(M31) | 渦巻銀河・アンドロメダ座 | 約250万光年 | 直径約22万光年、天の川銀河より大きな渦巻銀河。肉眼で見える最も遠い天体のひとつで、約45億年後には天の川銀河と衝突すると考えられています。 |
| さんかく座銀河(M33) | 渦巻銀河・さんかく座 | 約270万光年 | アンドロメダ銀河の近くにある、正面を向いた渦巻銀河。とても暗い空なら肉眼でも見えるといわれます。 |
このページの銀河の形について
わたしたちは天の川銀河の中にいるので、外から写真をとることはできません。このページの銀河の形は、星や星雲までの距離の観測などをもとに描いた再現イメージです(腕の位置や形は、研究によって少しずつ違います)。
一方、星雲・星団や銀河の方向と距離は、実際の観測値をもとに置いています。
ほかにも、太陽系3D、月めぐり、火星めぐりで宇宙をめぐれます。
よくある質問
天の川銀河の大きさはどれくらい?
直径およそ10万光年の、うすい円盤の形をしています。星の数は1000億〜4000億個ほどと考えられています。
太陽系は天の川銀河のどこにある?
銀河の中心から約2万6千光年はなれた、オリオン腕(局所腕)という小さな腕の中にあります。
アンドロメダ銀河までの距離は?
約250万光年です。いま見えているアンドロメダ銀河の光は、約250万年前に出た光です。
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