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ほしぞらドーム › 記事一覧 › 流れ星の正体 ・ 更新 2026-11-02

流れ星の正体は?なぜ光るのか・流星群や火球との違いをわかりやすく解説

文:HimaL(ほしぞらドーム) ・ 天体の日時や位置は天文計算で求め、公開情報と照らし合わせています(データと計算方法)

流れ星の正体は、宇宙をただよう小さなちりです。砂つぶほどの大きさのちりが、ものすごい速さで地球の大気に飛び込み、光って見えます。流れ星が光るしくみや、流星群・火球・隕石との違いをわかりやすく解説します。

2026年12月15日午前0時の東京の東の高い空。ふたご座流星群の放射点と流れ星のイメージ
12月15日 午前0時ごろの東の空(東京)。流星群の流れ星は、放射点(緑の円)から四方へ飛び出すように流れます(流れ星の線はイメージ)。 ほしぞらドームの星空に、星座線と目印を描き足した図です。

流れ星はなぜ光る?

宇宙には、彗星や小惑星から出た細かいちりがたくさん漂っています。地球が公転しながらこのちりにぶつかると、ちりは秒速数十kmという猛スピードで大気に飛び込みます。

このとき、ちりと大気がぶつかって高温になり、ちり自身と周りの空気が光ります。これが流れ星です。

流星群とふつうの流れ星の違い

流れ星は一晩中いつでも、1時間に数個ほど流れています(散在流星)。一方、流星群は、彗星が通り道に残したちりの帯の中を、地球が毎年同じ時期に通り抜けることで起こります。

ちりはみな同じ方向から飛び込んでくるので、流れ星が空の1点(放射点)から放射状に飛び出すように見えます。オリオン座流星群はハレー彗星、ふたご座流星群は小惑星ファエトンのちりが元になっています。

次の流星群はいつ見られるかは流星群カレンダー、今夜何個くらい見られるかは流れ星予報で確認できます。

火球と隕石

流れ星を見るコツ

  1. 空の広い範囲を眺める
    流れ星は空のどこに流れるかわかりません。1点を見つめず、空全体をぼんやり眺めます。
  2. 15分以上は目を暗さに慣らす
    暗さに慣れると、暗い流れ星まで見えるようになります。スマホの画面はできるだけ見ないようにしましょう。
  3. 明け方のほうが多い
    夜明け前は、地球が公転して進む方向の空を見上げることになるので、ちりに正面からぶつかる形になり、流れ星が増えます。

流れ星に願いごとをするのはなぜ?

「流れ星が消えるまでに願いごとを3回唱えるとかなう」という言い伝えは、ヨーロッパから伝わったといわれます。流れ星はほんの一瞬で消えてしまうので、3回唱えるのはとても難しいもの。

それだけ「いつも願いを心に持っている人の願いはかなう」という意味だとも言われています。

流れ星の数は時間によって変わる

ふつうの日でも、空の暗い場所なら1時間に数個ほどの流れ星(散在流星)が見られます。その数は、夕方より明け方のほうが多い傾向があります。

明け方は、地球が進む方向の空を見上げることになるため、ちりに正面からぶつかる形になり、流れ星が多くなるのです。車で走るとき、前の窓に雨つぶが多く当たるのと同じしくみです。

流れ星の色の違い

速い流れ星ほど高い温度になり、明るく、色もはっきりしやすいといわれています。

流れ星を写真に撮るには

流れ星はいつ流れるかわからないので、カメラを固定して連続で撮り続けるのが基本です。広い範囲が写るように、なるべく広角で、放射点から少しはなれた方向を写しましょう。

スマホでの撮り方はスマホで星空を撮る方法で紹介しています。

流れ星についての疑問

流れ星は1日にどれくらい降っている?

地球には、毎日たくさんの宇宙のちりが降りそそいでいて、その量は全体で数十トン〜百トンほどともいわれています。ほとんどは小さなちりで、燃えつきるか、細かな粉になって地上に落ちます。

流れ星の音は聞こえる?

ふつうは聞こえません。流れ星が光るのは地上から100km前後の高い場所なので、音が届くまでには数分かかり、ほとんど聞こえません。ごくまれに、大きな火球で音が聞こえたという報告があります。

流れ星はどれくらいの高さで光る?

多くは地上から約70〜120kmの高さで光ります。

流れ星を見つけやすい方角は?

流星群のときも、放射点の方向だけでなく空全体に流れます。空の広い範囲を見渡すのがいちばんです。

流れ星のことば

ことば意味
散在流星流星群に関係なく、毎日ばらばらに流れる流れ星
火球とくに明るい流れ星
流星痕流れ星のあとに残る光の筋
隕石燃えつきずに地上に落ちてきた石や金属

流れ星を知るための言葉

言葉意味
流星宇宙の小さなチリ(数mm〜数cm)が大気に飛びこみ、高さ約100kmで光る現象
流星群毎年同じころに、同じ方向から流れ星がたくさん飛ぶ現象
放射点流星群の流れ星が、そこから飛び出してくるように見える空の一点
散在流星流星群に関係なく、どの夜にも飛ぶ流れ星。暗い空なら1時間に数個見える
火球とても明るい流れ星。金星より明るいものをいうことが多い
流星痕明るい流れ星のあとに、煙のように光が残る現象。数秒から、長いと数分見えることもある

流れ星のよくある勘ちがい

この記事のまとめ

流星群の放射点や、流れ星が流れる空を3Dで確認できます。

星空を3Dで見る →

よくある質問

流れ星の正体は何?

宇宙をただよう砂つぶほどの小さなちりです。地球の大気に秒速数十kmで飛び込み、高温になって光ります。

流れ星はどのくらいの高さで光る?

地上から約100km前後の高さです。飛行機が飛ぶ高さのおよそ10倍の高さで光っています。

流れ星は毎日見られる?

はい。流星群の時期でなくても、暗い場所なら1時間に数個ほどの流れ星が見られます。流星群の極大の夜なら、もっとたくさん見られます。

次に読む

流星群カレンダー次の流星群はいつ?極大日・見ごろの時間・月明かりの条件。流れ星予報今日流れ星は見える?現在地で何時に何個見えるかを時間別に予報。オリオン座流星群202610月21日〜22日ごろ。時間ごとの放射点の高さと月明かり。しし座流星群202611月17日〜18日ごろ。放射点のそばに木星と火星が並ぶ年。ふたご座流星群202612月14日。月明かりのない好条件の年。