星座の覚え方初心者でも夜空で星座が見つかる5つのコツ【季節の目印つき】
星座がなかなか覚えられないのは、いきなり星座の形を探そうとするからです。まず季節ごとの「目印」を1つ覚えて、そこから星をたどるのがいちばんの近道。初心者でも夜空で星座を見つけられるようになる覚え方を紹介します。

コツ1:明るい星から覚える
街の中では、暗い星は見えません。星座の線を全部たどるより、まずその星座でいちばん明るい星(1等星や2等星)を覚えましょう。明るい星の位置がわかれば、暗い場所へ行ったときに星座の形が自然と浮かんできます。
コツ2:季節の目印を1つずつ覚える
| 季節 | 目印 | たどれる星座 |
|---|---|---|
| 春 | 北斗七星と春の大曲線 | おおぐま座 → うしかい座(アークトゥルス)→ おとめ座(スピカ)、しし座 |
| 夏 | 夏の大三角 | こと座・わし座・はくちょう座、南のさそり座・いて座 |
| 秋 | 秋の四辺形(ペガススの大四辺形) | ペガスス座 → アンドロメダ座 → カシオペヤ座、うお座 |
| 冬 | オリオン座と冬の大三角 | おおいぬ座・こいぬ座・ふたご座・おうし座・ぎょしゃ座 |
1つの季節に1つの目印を覚えるだけで、まわりの星座へと世界が広がっていきます。冬の星座のたどり方は冬の星座の見つけ方、夏と冬の三角形は夏の大三角と冬の大三角でくわしく紹介しています。
コツ3:北極星は一年中の道しるべ
北の空の星座は、一年中ほとんど同じ場所でぐるぐる回っています。北斗七星のひしゃくの先の2つの星の間隔を、約5倍のばした先に北極星があります。
北斗七星が低い秋から冬は、W字形のカシオペヤ座からも北極星を見つけられます。北極星の高さは、その場所の緯度とほぼ同じです(東京なら約36°)。
コツ4:物語といっしょに覚える
星座にはギリシャ神話の物語がついています。たとえば、さそりに刺されたオリオンは、さそり座が東から昇ると逃げるように西へ沈み、2つの星座が同じ空に並ぶことはありません。
物語を知っていると、星座の位置関係が記憶に残りやすくなります。星座ごとの神話は星と星座の図鑑で紹介しています。
コツ5:同じ時間に、何度も見上げる
星座は毎日約4分ずつ早く昇り、1か月で約2時間ずれます。週に1回でも、同じ時刻に同じ方角を見上げていると、季節とともに星座が東から西へ移っていく様子がわかってきます。
家の窓やベランダから見える範囲で、まず1つの方角の星座を覚えるのもおすすめです。
子どもと覚えるときは
- 形に名前をつける:カシオペヤ座は「W」、オリオン座は「リボン」など、自分たちで呼び名をつけると楽しく覚えられます。
- 星座クイズで遊ぶ:星座クイズは、星の並びを見て星座を当てる問題です。答えのあとに見つけ方も出ます。
- スマホをかざして答え合わせ:ほしぞらドームの「かざす」で、見つけた星が合っているか確かめられます。
覚えた星座を確かめる方法
- 星座クイズ:夜空の形から星座を当てる星座クイズで、覚えたか確かめる
- 音声ガイド:ほしぞらドームの星座ツアーで、季節の星座を順番にたどる
- 人に説明する:家族や友だちに「あれがオリオン座」と案内すると、記憶に残りやすい
最初に覚えたい10の星座
| 季節 | 星座 |
|---|---|
| 春 | しし座・おとめ座・うしかい座 |
| 夏 | さそり座・はくちょう座・こと座 |
| 秋 | カシオペヤ座・ペガスス座 |
| 冬 | オリオン座・おうし座 |
この10星座を覚えると、そこから近くの星座へたどれるようになり、四季の星空がぐっと身近になります。
星座を覚えるときの疑問
全部の星座を覚える必要がある?
ありません。88星座のうち、明るくて形がわかりやすい星座は20〜30ほどです。まずは季節ごとに2〜3個ずつ覚えれば、夜空がぐっと身近になります。
星座の線は実際に見える?
星座の線は、星と星を想像で結んだものです。実際の空には線はないので、明るい星から順に形を思い浮かべながらたどります。
街なかでも星座は覚えられる?
明るい星でできた星座(オリオン座、さそり座、カシオペヤ座など)なら、街なかでも見つけられます。暗い星の多い星座は、空の暗い場所で確かめましょう。
星座早見盤とアプリはどちらがいい?
どちらにもよさがあります。星座早見盤は全体の位置関係がわかりやすく、アプリやほしぞらドームはスマホを向けた方向の星座名がすぐわかります。
季節の目印になる形
| 季節 | 目印 | たどれる星座 |
|---|---|---|
| 春 | 春の大曲線・春の大三角 | うしかい座・おとめ座・しし座 |
| 夏 | 夏の大三角 | こと座・わし座・はくちょう座 |
| 秋 | 秋の四辺形 | ペガスス座・アンドロメダ座・うお座 |
| 冬 | 冬の大三角・冬のダイヤモンド | オリオン座・おおいぬ座・ふたご座など |
星座を覚えるときに知っておきたい言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 星座線 | 星座の星を結んだ線。決まった線はなく、本やアプリによって少しずつちがう |
| アステリズム | 星座ではないけれど、目立つ星のならび。北斗七星、夏の大三角、秋の四辺形など |
| 南中 | 星が真南に来て、いちばん高くなること。「夜9時の星座」は、この時刻に南中する星座が多い |
| 日周運動 | 地球の自転で、星が1時間に約15°ずつ東から西へ動いて見えること |
| 年周運動 | 地球の公転で、同じ時刻に見える星座が1か月に約30°(約2時間分)ずつ西へずれていくこと |
覚えた星座を忘れないコツ
- 「1か月で2時間早くなる」をおぼえる:12月の夜11時に見えた星座は、1月には夜9時、2月には夜7時に同じ場所に見えます。
- 季節の変わり目に見くらべる:夕方の西の空に前の季節の星座、明け方の東の空に次の季節の星座が見えます。
- 声に出して確かめる:家族や友だちに「あれが○○座」と説明すると、記憶にのこりやすくなります。
この記事のまとめ
- まずは明るい星と、季節の目印(大三角・北斗七星など)から覚える
- 北極星は一年中の道しるべ。北の空から覚えるのもおすすめ
- 同じ星座は、1か月で約2時間早い時刻に同じ場所に来る
- 物語や自分なりの見立てといっしょに覚えると忘れにくい
季節の目印になる星を、3Dの星空でいっしょに探せます。
星空を3Dで見る →よくある質問
星座を覚えるにはまず何から?
季節ごとの目印を1つ覚えるのがおすすめです。冬ならオリオン座、夏なら夏の大三角、春なら北斗七星、秋なら秋の四辺形から始めると、まわりの星座へたどれます。
北極星の見つけ方は?
北斗七星のひしゃくの先の2つの星の間隔を、約5倍のばした先にあります。北斗七星が見えにくい秋から冬は、W字形のカシオペヤ座からも探せます。
都会でも星座は覚えられる?
明るい星だけなら都会でも見えます。1等星や2等星の位置を先に覚えておくと、暗い場所に行ったときに星座の形がすぐわかります。