月食3Dの使い方と解説月食のしくみ・赤くなる理由・これからの月食
月食3Dは、月食のしくみを3Dで確かめられるシミュレーターです。地球の影の中に月が入っていくようすを宇宙から、赤銅色に変わっていく月を地球から、そして太陽をかくして赤く縁どられた地球を月から見ることができます。月と影の位置は、天体の位置の計算にもとづいて、実際の月食の日時どおりに再現しています。
スマホでもパソコンでも、インストールなしで動きます。
月食3Dを開く →使い方
- 月食をえらぶ:上のメニューで、これから起こる月食(と、2026年3月の皆既月食)をえらびます。
- 見る場所:札幌から那覇まで9都市から選ぶと、その時刻の月の高さが出ます。月が地平線の下にあるときは、その場所では見えません。
- 時刻:▶で再生、つまみで時刻を動かします。「皆既食の始まり」などのボタンで、その時刻へ飛べます(時刻は日本時間)。
- 宇宙から:太陽・地球・月の並びと、地球の影の形を少しはなれて見ます。ドラッグで回せます。右上の丸い窓には、そのときの「地球から見た月」が出ます。
- 重なるようす:宇宙に浮かぶ月のすぐ前から、地球の影が月の表面をおおっていくようすを、そのままの見た目で立体的に見ます。押すと部分食の始まりから自動で再生されます。ドラッグで回り込めます。
- 地球から月を見る:えらんだ都市の空に、その時刻に見える月を再現します。月は本当の方角と高さにあり、影が月のどちら側から入ってくるかも、空で見える向きのとおりです。「景色」を押すと、地平線や方角といっしょに広く見られます(ドラッグで見回せます)。
- 月から地球を見る:月食のとき月にいると、地球が太陽をかくす「日食」が見えます。地球の大気のふちが、夕焼けのように赤く光ります。
日食も見られます
上のメニューで日食をえらぶと、日食のシミュレーターに切りかわります。日本で見られる2030年の金環日食(北海道)から2035年の皆既日食(北関東・長野など)まで、4回の日食を選べます。
- 地上から太陽を見る:えらんだ場所の空で、太陽が月にかくされていくようすです。太陽は本当の方角と高さにあり、欠けるほど空が暗くなります。皆既のときは星が見え、地平線がぐるりと夕焼けのように染まります。皆既日食では太陽のまわりにコロナが広がり、皆既の直前と直後にはダイヤモンドリングが光ります。金環日食では、太陽が光の輪になります。
- 宇宙から(月の影):地球に落ちる月の影を宇宙から見ます。暗くなっているところが月の影(半影)で、そこでは太陽が欠けて見えます。
- 場所:皆既日食・金環日食が見られる場所は、場所の名前のあとに(皆既)(金環)と出ます。
注意:本物の太陽は、ほんの少し欠けているときでも、とても強い光を出しています。目を傷めるので、肉眼やサングラス、望遠鏡で直接見ないでください。観察には、日食グラスなどの専用の道具を使ってください。
月食のしくみ
月食は、太陽・地球・月がほぼ一直線に並び、月が地球の影に入る現象です。月が影に入るのは満月のときだけですが、月の通り道は地球の影の通り道に対して約5度かたむいているので、満月のたびに月食が起こるわけではありません。
地球の影には2種類あります。太陽の光が完全にさえぎられる濃い影を本影、太陽の一部だけがかくれるうすい影を半影といいます。
月の一部が本影に入ると部分月食、全部が入ると皆既月食です。半影だけに入る半影月食は、少し暗くなるだけなので、肉眼ではほとんどわかりません。
皆既月食で月が赤くなる理由
皆既月食のとき、月は真っ暗にはならず、赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。太陽の光が地球の大気を通るとき、青い光は散らばり、赤い光だけが大気で曲げられて影の中に入りこむからです。
つまり、月を照らしているのは「地球のまわりのすべての夕焼けと朝焼けの光」です。大気にちりや火山灰が多い年は、暗い赤になります。
これからの月食(日本時間)
| 日付 | 種類 | 半影食の始まり〜終わり | 食の最大 | 日本での見え方 |
|---|---|---|---|---|
| 2028年7月7日 | 部分月食 | 7/7 0:42〜7/7 5:57 | 7/7 3:20 | 明け方の西の空。月の4割ほどが欠けます。 |
| 2028年12月31日〜2029年1月1日 | 皆既月食 | 12/31 23:02〜1/1 4:42 | 1/1 1:52 | 年越しの夜、全国で始めから終わりまで見られます。 |
| 2029年12月21日 | 皆既月食 | 12/21 4:41〜12/21 10:43 | 12/21 7:42 | 明け方の西の空。皆既の途中で月が沈みます。 |
| 2030年6月16日 | 部分月食 | 6/16 1:13〜6/16 5:54 | 6/16 3:34 | 真夜中すぎから明け方。月の半分ほどが欠けます。 |
| 2032年4月26日 | 皆既月食 | 4/25 21:20〜4/26 3:07 | 4/26 0:13 | 真夜中、全国で始めから終わりまで見られます。 |
| 2032年10月19日 | 皆既月食 | 10/19 1:23〜10/19 6:42 | 10/19 4:03 | 真夜中から明け方、全国で見られます。 |
| 2033年4月15日 | 皆既月食 | 4/15 1:10〜4/15 7:15 | 4/15 4:13 | 明け方。地域によっては終わる前に月が沈みます。 |
| 2033年10月8日 | 皆既月食 | 10/8 17:17〜10/8 22:33 | 10/8 19:55 | 夕方から夜。月の出のあと、見やすい時間に起こります。 |
くわしい時刻と方角は日食・月食カレンダーと、2028年12月31日の皆既月食のページで紹介しています。
このページの表示について
月と地球の影の位置・大きさ、各時刻の月の高さは、天文計算ライブラリ(PyEphem)で計算しています。月の表面の地図はNASAの探査機LROの観測、地球の画像はNASAのBlue Marble・Black Marbleによるものです。
見やすくするため、地球と月の距離は実際の約4割に縮めて表示しています(影の中での月の位置と大きさは実際の比率どおりです)。赤くなる色合いは、毎回の月食で少しずつ違います。
ほかにも、月めぐり、月面ジャンプ、太陽系3Dで宇宙をめぐれます。
よくある質問
月食はなぜ満月のときに起こるの?
月食は、太陽・地球・月がこの順に一直線に並んで、月が地球の影に入る現象です。この並びになるのは満月のときだけだからです。
皆既月食で月が赤く見えるのはなぜ?
地球の大気を通った太陽の光のうち、赤い光が大気で曲げられて地球の影の中に入りこみ、月を照らすからです。青い光は大気で散らばってしまいます。
次に日本で見られる皆既月食はいつ?
2028年12月31日の夜から2029年1月1日にかけてです。全国で、始めから終わりまで見られます。
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