流星群3Dの使い方と解説流星群のしくみ・彗星のチリと母天体
流星群3Dは、流星群がなぜ毎年同じころに見られるのかを、3Dで確かめられるページです。彗星や小惑星が通り道に残したチリの帯と、太陽のまわりを回る地球を、真上や横から見られます。
スマホでもパソコンでも、インストールなしで動きます。
流星群3Dを開く →使い方
- 流星群をえらぶ:上のボタンは、次に極大をむかえる順に並んでいます。えらぶと、地球がチリの帯を横切るところまで日付が進みます。
- 真上から・横から:太陽系を真上から見ると軌道の形、横から見ると軌道のかたむきがわかります。ドラッグで回せます。
- 地球のそば:地球に近づいて、チリの帯の中を地球が通りぬけるようすを見ます。
- 日付:▶で日付が進み、つまみで好きな日に動かせます。「今日」で今日にもどります。
流星群のしくみ
彗星は、太陽に近づくと氷がとけて、砂つぶのような小さなチリをまき散らします。チリは彗星の通り道にそって広がり、長い帯になります。
地球は毎年同じ時期に、その帯を横切ります。このとき、たくさんのチリが地球の大気に飛びこんで燃え、流れ星になります。これが流星群です。
地球が帯を横切る場所は毎年ほぼ同じなので、流星群は毎年同じころに見られます。流れ星が空の1点(放射点)から飛び出すように見えるのは、平行に飛んでくるチリを、遠近法で見ているからです。
流星群と母天体
| 流星群 | 母天体(チリのもと) | 説明 |
|---|---|---|
| しし座流星群 | テンペル・タットル彗星 | 約33年ごとに太陽に近づく彗星です。地球とほぼ正面からぶつかるので、流れ星の速さは秒速約71kmと、すべての流星群でいちばん速くなります。 |
| ふたご座流星群 | 小惑星フェートン | 母天体が彗星ではなく小惑星という、めずらしい流星群です。太陽にとても近づく軌道で、毎年たくさんの流れ星が安定して見られます。 |
| しぶんぎ座流星群 | 小惑星2003 EH1 | 母天体は、昔の彗星のなごりと考えられる小惑星です。チリの帯がせまいので、たくさん流れるのは数時間だけです。 |
| みずがめ座η流星群 | ハレー彗星 | ハレー彗星のチリが、5月の連休のころにも地球に飛びこんできます。オリオン座流星群と同じ母天体です。 |
| ペルセウス座流星群 | スイフト・タットル彗星 | 約130年ごとに太陽に近づく彗星です。夏休みのころ、地球がこの彗星のチリの帯の中をゆっくり通りぬけます。 |
| オリオン座流星群 | ハレー彗星 | 約76年ごとにもどってくるハレー彗星のチリです。地球は1年に2回、このチリの帯を横切ります(もう1回は5月のみずがめ座η流星群)。 |
このページの表示について
彗星や小惑星の軌道は、公表されている軌道要素(近日点距離・離心率・軌道傾斜角など)から計算して描いています。チリの帯の広がりや濃さは、しくみを見やすく表したイメージです。
地球の大きさは、見やすくするため実際よりずっと大きく表示しています。
流れ星を見る時間と方角は、流星群カレンダーと、流れ星シミュレーターで確かめられます。ほかにも、太陽系3D、月食3Dで宇宙をめぐれます。
流星群の「当たり年」とは
母天体の彗星が太陽に近づいた直後は、新しいちりがたくさんあるため、流れ星が大量に見られることがあります。これを流星雨と呼びます。
しし座流星群は、母天体のテンペル・タットル彗星が約33年ごとに戻ってくるため、2001年には日本でも1時間に数百〜数千個という大出現が見られました。
流星群と見える時間
流星群の流れ星は、放射点が地平線の上にあるときに見えます。放射点が高いほど、たくさん見えます。そのため、流星群によっておすすめの時間が違います。
各流星群の見ごろの時間は流星群カレンダーで確認できます。
流星群3Dについての疑問
チリの帯は本当にこんな形?
母天体の軌道にそって、ちりが帯のように広がっているようすを、わかりやすく表現しています。実際のちりは目に見えないほど細かく、帯の幅や濃さは流星群によって違います。
どの流星群が見られる?
しぶんぎ座・みずがめ座η・ペルセウス座・オリオン座・しし座・ふたご座など、おもな流星群を選べます。
今日の地球の位置は正確?
地球や惑星の位置は、日付に合わせて計算しています。チリの帯の位置は、母天体の軌道をもとにしています。
おもな流星群と母天体
| 流星群 | 極大(目安) | 母天体 |
|---|---|---|
| しぶんぎ座流星群 | 1月4日ごろ | 小惑星2003 EH1 |
| みずがめ座η流星群 | 5月6日ごろ | ハレー彗星 |
| ペルセウス座流星群 | 8月13日ごろ | スイフト・タットル彗星 |
| オリオン座流星群 | 10月21日ごろ | ハレー彗星 |
| しし座流星群 | 11月17日ごろ | テンペル・タットル彗星 |
| ふたご座流星群 | 12月14日ごろ | 小惑星フェートン |
流星群3Dを見るときの言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 母天体 | 流星群のもとになるチリを出した彗星や小惑星 |
| ダストトレイル | 母天体が太陽に近づいたときに出したチリの細い流れ。地球がこの中を通ると、流れ星が急に増えることがある |
| 軌道 | 天体が太陽のまわりを回る道すじ |
| ZHR | 空がとても暗く、放射点が真上にあるときに見えると考えられる、1時間あたりの流れ星の数 |
| 近日点 | 天体の軌道で、太陽にいちばん近づく場所 |
流星群3Dの疑問
なぜ流星群は毎年同じ日に見えるの?
地球は1年で太陽のまわりを1周し、毎年ほぼ同じ日に、軌道の同じ場所を通ります。チリの流れと交わる場所を通る日が、毎年の流星群の日になります。
母天体の彗星は、もう地球の近くに来ない?
多くの彗星は、何年から何百年もかけて太陽のまわりを回っています。ペルセウス座流星群の母天体スイフト・タットル彗星は、約133年ごとにもどってきます。
よくある質問
流星群はなぜ毎年同じ時期に見られるの?
彗星などが残したチリの帯は宇宙のほぼ同じ場所にあり、地球は1年かけて太陽のまわりを回るので、毎年同じ時期に同じ場所でチリの帯を横切るからです。
流星群のもとになるのは何?
彗星や小惑星が通り道に残した、砂つぶのような小さなチリです。しし座流星群はテンペル・タットル彗星、ふたご座流星群は小惑星フェートンのチリです。
ハレー彗星の流星群はある?
あります。5月のみずがめ座η流星群と、10月のオリオン座流星群は、どちらもハレー彗星のチリによる流星群です。
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