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ほしぞらドーム › 記事一覧 › シミュレーター › 月の満ち欠け ・ 更新 2026-11-02

月の満ち欠けシミュレーター宇宙から見た位置と地球から見た形を同時に

文:HimaL(ほしぞらドーム) ・ 天体の日時や位置は天文計算で求め、公開情報と照らし合わせています(データと計算方法)

月の形が毎日変わるのは、太陽・地球・月の位置関係が変わるからです。左の宇宙から見た図と、右の地球から見た月の形を、いっしょに動かして確かめてみましょう。

図の見かた

左の図は、北極の上から見た地球と月です。太陽の光は右から来ています。地球のまわりの「正午」「夕方18時」「真夜中0時」「明け方6時」は、地球が回るとその場所の時刻がどうなるかを表しています。

たとえば月が図の上(上弦の位置)にあるとき、その方向を真南に見るのは「夕方18時」の場所です。だから上弦の月は夕方に南の空に見えます。満月は図の左側にあるので、真夜中に南の空に見えます。

月は半分だけが光っている

月はいつも、太陽の側の半分だけが照らされています。左の図の月も、いつも右半分が光っていることに注目してください。地球から見ると、その光っている半分をどの角度から見るかが毎日変わるので、形が変わって見えます。

月が地球のまわりを1周して同じ形にもどるまでは、約29.5日です。月の出は毎日約50分ずつ遅くなります。

授業で使うとき

小学6年「月と太陽」、中学3年「月の運動と見え方」に。月の位置と見える形、見える時刻と方角を1つの画面で結びつけられます。ボールとライトを使った実験の前後に見せると、実験の意味がつかみやすくなります。

毎日の月の形と月の出・月の入りの時刻は月齢カレンダー、くわしい仕組みは月の満ち欠けの仕組みで解説しています。

ほかのシミュレーター

月の形と見える時刻・方角

月の形がわかると、その月が何時ごろ、どの方角に見えるかもわかります。シミュレーターで月を動かしながら、この表と見くらべてみましょう。

月の形昇る時刻南の空に来る時刻沈む時刻
新月朝6時ごろ正午ごろ夕方6時ごろ(見えない)
三日月朝9時ごろ午後3時ごろ夜9時ごろ(夕方の西の空に見える)
上弦の月正午ごろ夕方6時ごろ真夜中0時ごろ
満月夕方6時ごろ真夜中0時ごろ朝6時ごろ
下弦の月真夜中0時ごろ朝6時ごろ正午ごろ

時刻はおおよその目安で、季節によって前後します。月の出は毎日約50分ずつ遅くなるので、同じ時刻に見ると、月は毎日東へ少しずつ移っていきます。

ボールとライトで確かめる実験

  1. 部屋を暗くし、電気スタンドなどのライトを太陽に見立てて、少し離れた所に置きます。
  2. 自分の頭を地球、手に持った白いボールを月にします。
  3. ボールを腕をのばして持ち、自分のまわりをゆっくり1周させます(反時計回り)。
  4. ボールの光っている部分の形が、新月→三日月→上弦→満月→下弦と変わることを確かめます。

満月のとき、自分の頭の影がボールにかからないよう、ボールを少し高く持つのがコツです。頭の影がボールにかかると、それは「月食」になります。

よくある勘ちがい

月の満ち欠けについての疑問

満ち欠けの周期が約29.5日なのはなぜ?

月が地球のまわりを1周するのは約27.3日ですが、その間に地球も太陽のまわりを進むので、太陽・地球・月が同じならび方にもどるには、もう約2日かかります。そのため、満ち欠けの周期は約29.5日になります。

月の満ち欠けとカレンダーの関係は?

昔の日本の暦(旧暦)は、新月の日を1日(ついたち)とし、月の満ち欠けで1か月を決めていました。十五夜が満月に近いのはそのためです。

南半球では月の形はどう見える?

南半球では、北半球と上下左右が反対に見えます。日本で右側が光る上弦の月は、オーストラリアなどでは左側が光って見えます。

昼間に見える白い月は?

上弦のころの月は午後の東の空に、下弦のころの月は朝の西の空に見えます。青空の中でも、太陽の光を反射して白く見えます。

観察記録のつけ方

この記事のまとめ

月の満ち欠けをもっと知る

月の名前(三日月・十日夜・十三夜・十六夜・立待月など)や、満月が毎月どの日になるかは満月カレンダーでまとめています。月の表面の模様や地形を3Dで回して見たいときは月めぐり、月の上から地球を見る体験は月面ジャンプでできます。

シミュレーターで仕組みを確かめたあとに、実際の空で月を見上げると、形と時刻の関係がぐっとわかりやすくなります。

満月は毎月同じ大きさ?

月と地球の距離が変わるため、見かけの大きさは少しずつ変わります。いちばん近いときの満月は「スーパームーン」と呼ばれます。

よくある質問

月の満ち欠けはなぜ起こる?

月は太陽の光を反射して光っており、いつも太陽側の半分だけが照らされています。月が地球のまわりを回ると、照らされた半分を見る角度が変わるため、形が変わって見えます。

地球の影で月が欠けるの?

いいえ。ふだんの満ち欠けは地球の影ではなく、照らされた面の見え方によるものです。地球の影に月が入るのは「月食」で、満月のときにだけ起こります。

上弦の月と下弦の月の違いは?

上弦の月は新月から約7日後で右側が光り、夕方に南の空に見えます。下弦の月は満月から約7日後で左側が光り、明け方に南の空に見えます。

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