すばる(プレアデス星団)の見つけ方いつ・どの方角に見える?双眼鏡での見え方と名前の由来
すばる(プレアデス星団)は、小さな星がぎゅっと集まった、肉眼でも見える星の集団です。秋の終わりから冬にかけて夜空の高いところに昇り、11月〜2月が見ごろ。オリオン座の三つ星からたどれば、だれでもかんたんに見つけられます。

すばるの答え
- 見ごろ:11月〜2月の夜(12月中旬は夜10時ごろ、1月1日は夜9時前に南の空の高さ約79°)
- どこ:おうし座。オリオン座の三つ星を右上へのばした先
- 肉眼で:5〜7個の星が小さくかたまって見える
- 距離:約440光年
すばるの見つけ方
- オリオン座の三つ星を探す
冬の夜、斜めに等間隔で並ぶ3つの星が目印です。 - 三つ星を右上へのばす
オレンジ色の1等星アルデバラン(おうし座)にぶつかります。 - さらに同じくらい先へ
小さな星が5〜7個、ひしゃく形に集まっているのがすばるです。ぼんやりした雲のように見えることもあります。
オリオン座が昇る前の11月の夜9時ごろは、東の空の高さ50°ほどに見えます。明るい街なかでも、目が暗さに慣れると見つけられます。
いつ・どの方角に見える?(東京)
| 時期 | 南の空でいちばん高くなる時刻 |
|---|---|
| 11月15日 | 深夜0時ごろ |
| 12月1日 | 夜11時ごろ |
| 12月15日 | 夜10時ごろ |
| 1月1日 | 夜9時ごろ |
| 2月1日 | 夜7時ごろ |
双眼鏡で見るとさらにきれい
すばるは双眼鏡でいちばん美しく見える天体のひとつです。双眼鏡を向けると、肉眼では数個だった星が数十個に増え、青白い宝石をちりばめたように広がります。
星団全体の大きさは満月の2〜3倍ほどあるので、望遠鏡より視野の広い双眼鏡が向いています。双眼鏡で星を見るもあわせてどうぞ。

2026年11月24日は「すばる食」
2026年11月24日の夕方は、昇ってきたばかりの満月がすばるの中を通り、星をいくつか隠します。東京では18時半ごろから19時45分ごろにかけて、エレクトラ・タイゲタ・マイアが順に月に隠れます。
満月の光が強いので、双眼鏡で月のすぐそばを見るのがおすすめです(11月の星空)。
すばるってどんな星団?
- 正式名:プレアデス星団(M45)。おうし座にある散開星団です。
- 距離と年齢:地球から約440光年。生まれてから約1億年の、星としてはとても若い星たちです。
- 星の数:肉眼では5〜7個ですが、実際には1000個以上の星が集まっています。
- 青白い理由:若くて温度の高い星が多いため、青白く輝きます。写真に写る青いもやは、星団が通りかかったちりの雲が星の光を反射しているものです。
名前の由来
「すばる」は、星が統(す)べられて=ひとつにまとまっていることに由来する日本の古い呼び名です。平安時代の清少納言は『枕草子』で、星の中ですばるをいちばんに挙げています。
6つの星が連なって見えることから六連星(むつらぼし)とも呼ばれます。英語名のプレアデスは、ギリシャ神話の7人の姉妹にちなんでいます。冬の星座全体のたどり方は冬の星座の見つけ方へ。
すばるの星の数
肉眼では6〜7個の星が見えますが、実際には1000個以上の星が集まっています。双眼鏡では数十個、望遠鏡や写真ではさらにたくさんの星が見えます。
すばるは「プレアデス星団」とも呼ばれ、ギリシャ神話では7人姉妹にたとえられています。
すばるが見える時期
- 秋の夜おそく:東の空に昇ってくる
- 冬の夜:夜8〜9時ごろ、南の高い空に見える。いちばんの見ごろ
- 春の夕方:西の空に低く見え、やがて見えなくなる
すばるがあるおうし座のページでは、ほかの見どころも紹介しています。
すばるについての疑問
すばるは何光年先にある?
約440光年先にあります。
すばるは何歳?
約1億年前に生まれた、若い星の集まりだと考えられています。太陽(約46億歳)よりずっと若い星たちです。
すばるのまわりの青いもやは何?
写真に写る青いもやは、星団がたまたま通りかかっているガスやちりの雲が、星の光を反射しているものです。
自動車のスバルと関係がある?
自動車メーカーの名前は、このすばる(プレアデス星団)に由来していて、マークも星の集まりをあらわしています。
すばるを知るための言葉
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 散開星団 | 同じガスの雲から生まれた若い星が、ゆるやかに集まったもの。すばるはその代表 |
| M45 | フランスの天文学者メシエが作った天体のリストの45番目。すばるの番号 |
| 反射星雲 | ガスやちりの雲が、近くの星の光を反射して光って見えるもの。すばるのまわりの青いもや |
| 星食(せいしょく) | 月が星の前を通り、星をかくす現象。すばるが月にかくされるのが「すばる食」 |
| プレアデス | すばるの英語名。ギリシャ神話の7人姉妹にちなむ |
すばるで視力をためしてみよう
すばるの星をいくつ数えられるかは、空の暗さと目のよさで変わります。暗い場所で目を15分以上暗さに慣らし、星の数を数えてみましょう。
街なかでは2〜4個、郊外では5〜7個、とても暗い場所では10個以上見える人もいます。毎年同じ場所で数えてみると、空の暗さのくらべっこにもなります。
この記事のまとめ
- すばるはおうし座にある、約440光年先の若い星の集まり
- 11月〜2月の夜が見ごろ。オリオン座の三つ星からたどって探せる
- 肉眼では5〜7個、双眼鏡では数十個の星が見える
- 『枕草子』にも登場する、日本で古くから親しまれてきた星
都市別のくわしい時刻と見方はすばる食2026(11月24日)にまとめています。
よくある質問
すばるはいつ見える?
11月〜2月の夜が見ごろです。11月は夜9時ごろ東の空に、1月は夜9時ごろ頭の上近くに見えます。
すばるはどうやって探す?
オリオン座の三つ星を右上へのばすとオレンジ色のアルデバランがあり、そのさらに先に小さな星の集まりが見えます。それがすばるです。
すばるは肉眼で何個見える?
ふつうは5〜7個です。空の暗い場所で目のよい人は10個以上見えることもあります。双眼鏡では数十個見えます。
すばるの近くにあるオレンジ色の明るい星は?
おうし座の1等星アルデバランです。すばるの左下(東の空に昇ってくるころは下側)に見え、オリオン座の三つ星→アルデバラン→すばるの順にたどると見つけやすくなります。