天文用語集星・宇宙の言葉58語をやさしく解説(光年・等級・衝・放射点など)
この用語集の使い方
- 星や宇宙の話に出てくる言葉58語を、1〜2文でかんたんに説明しています
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ニュースや記事で出てくる「光年」「等級」「衝」などの言葉を、はじめての人にもわかるようにまとめました。
星と宇宙の基本
- 恒星(こうせい)
- 自分で光を出してかがやく星。太陽も恒星のひとつ。夜空の星のほとんどは恒星です。 くわしく →
- 惑星(わくせい)
- 恒星のまわりを回る大きな天体で、自分では光らない。太陽系には水星から海王星まで8つあります。 くわしく →
- 衛星(えいせい)
- 惑星のまわりを回る天体。地球の衛星は月。人工衛星は人が打ち上げた衛星です。
- 準惑星(じゅんわくせい)
- 惑星ほど大きくなく、まわりの天体を引き寄せきれていない天体。冥王星は2006年から準惑星です。 くわしく →
- 彗星(すいせい)
- 氷とちりでできた天体。太陽に近づくと、ガスやちりを出して尾をのばします。「ほうき星」とも呼ばれます。
- 小惑星(しょうわくせい)
- 太陽のまわりを回る小さな岩の天体。多くは火星と木星の間(小惑星帯)にあります。
- 銀河(ぎんが)
- 何千億もの星やガスが集まった大集団。わたしたちの太陽系は「天の川銀河(銀河系)」の中にあります。 くわしく →
- 天の川(あまのがわ)
- 天の川銀河を内側から見た姿。たくさんの星が帯のように見えます。 くわしく →
- 星雲(せいうん)
- 宇宙にただようガスやちりの雲。星が生まれる場所や、星が最期に放出したガスがあります。 くわしく →
- 星団(せいだん)
- 星がたくさん集まったもの。若い星がまばらに集まる「散開星団」と、古い星がボールのように密集した「球状星団」があります。 くわしく →
- 超新星(ちょうしんせい)
- 重い星が一生の最後に起こす大爆発。一時的に、銀河全体に匹敵するほど明るくなります。 くわしく →
- 白色矮星(はくしょくわいせい)
- 太陽くらいの星が一生を終えたあとに残る、小さくて重い星。 くわしく →
- ブラックホール
- 重力がとても強く、光さえも出てこられない天体。とても重い星の最期などにできます。 くわしく →
距離と明るさ
- 光年(こうねん)
- 光が1年かけて進む距離で、約9.46兆km。時間ではなく距離の単位です。 くわしく →
- 天文単位(au)
- 地球と太陽の平均距離で、約1億5000万km。太陽系の中の距離に使います。 くわしく →
- パーセク
- 天文学で使う距離の単位で、約3.26光年。 くわしく →
- 等級(とうきゅう)
- 星の明るさのランク。数字が小さいほど明るく、1等級ちがうと約2.5倍の差。 くわしく →
- 1等星(いっとうせい)
- 夜空でとくに明るい星。全天に21個あります。 くわしく →
- 絶対等級(ぜったいとうきゅう)
- すべての星を同じ距離(32.6光年)に置いたときの明るさ。星の本当の明るさをくらべるのに使います。 くわしく →
- 光害(ひかりがい)
- 街の明かりで夜空が明るくなり、星が見えにくくなること。 くわしく →
空の見かた・位置
- 星座(せいざ)
- 星の並びを人や動物などに見立てたもの。全天で88の星座が決められています。 くわしく →
- 天球(てんきゅう)
- 地球を中心に、星が大きな丸い天井にはりついていると考えたもの。星の位置をあらわすのに使います。
- 天頂(てんちょう)
- 自分の真上の点。
- 地平線(ちへいせん)
- 空と地面のさかい目。天体の高さは地平線から何度上かではかります。
- 方位角(ほういかく)
- 天体の方角を、北を0°として東回りに角度であらわしたもの。東は90°、南は180°。
- 高度(こうど)
- 天体の、地平線からの高さを角度であらわしたもの。真上は90°。こぶし1つ分が約10°です。
- 赤経・赤緯(せっけい・せきい)
- 星の位置を、地球の経度・緯度のように天球の上であらわしたもの。星図や星表で使います。
- 天の北極(てんのほっきょく)
- 地球の自転の軸を北へのばした先の点。星はここを中心に回ります。すぐ近くに北極星があります。 くわしく →
- 黄道(こうどう)
- 1年をかけて太陽が星座の間を動いていく道すじ。黄道にそって並ぶ星座が「黄道十二星座」です。 くわしく →
- 日周運動(にっしゅううんどう)
- 地球の自転のため、星が1日に1回、東から西へ回って見える動き。 くわしく →
- 年周運動(ねんしゅううんどう)
- 地球の公転のため、同じ時刻に見える星座が季節によって変わる動き。
- 南中(なんちゅう)
- 天体が真南に来て、いちばん高くなること。
- アステリズム
- 星座とは別に、目立つ星を結んでつくる形。北斗七星や夏の大三角など。 くわしく →
月と太陽
- 月齢(げつれい)
- 新月から何日たったかをあらわす数。満月はおよそ月齢15です。 くわしく →
- 新月・上弦・満月・下弦
- 月の満ち欠けの4つの節目。上弦は右半分、下弦は左半分が光る半月です(日本から見たとき)。 くわしく →
- 朔望月(さくぼうげつ)
- 新月から次の新月までの期間で、約29.5日。 くわしく →
- スーパームーン
- 月が地球に近いときの満月。ふつうより少し大きく明るく見えます。 くわしく →
- 月食(げっしょく)
- 月が地球の影に入って欠けて見える現象。満月のときに起こります。 くわしく →
- 日食(にっしょく)
- 月が太陽の前を通って、太陽が欠けて見える現象。新月のときに起こります。 くわしく →
- 本影・半影(ほんえい・はんえい)
- 太陽の光が完全にさえぎられる濃い影が本影、一部だけさえぎられるうすい影が半影です。 くわしく →
- 皆既・金環(かいき・きんかん)
- 皆既日食は太陽が完全にかくれる日食、金環日食は月が太陽より小さく見えて光の輪が残る日食です。 くわしく →
- 薄明(はくめい)
- 日の入り後や日の出前、太陽が地平線の下にあっても空がほんのり明るい時間。
流れ星と惑星の動き
- 流星(りゅうせい)
- 流れ星のこと。宇宙のちりが大気に飛びこんで光る現象です。 くわしく →
- 流星群(りゅうせいぐん)
- 毎年同じころ、同じ方向から流れ星がたくさん流れる現象。彗星などが残したちりが原因です。 くわしく →
- 放射点(ほうしゃてん)
- 流星群の流れ星が飛び出してくるように見える空の1点。 くわしく →
- 極大(きょくだい)
- 流星群の活動がいちばん活発になること、またはその日時。 くわしく →
- ZHR
- 空がとても暗く、放射点が真上にあるときに、1時間に見えると考えられる流れ星の数。実際に見える数はこれより少なくなります。 くわしく →
- 火球(かきゅう)
- とくに明るい流れ星。金星より明るいものをいうことが多いです。 くわしく →
- 流星痕(りゅうせいこん)
- 明るい流れ星が通ったあとに、しばらく残る光の筋。 くわしく →
- 衝(しょう)
- 外側の惑星が、地球から見て太陽の反対側に来ること。一晩中見えて、明るさも最大になります。 くわしく →
- 最大離角(さいだいりかく)
- 水星や金星が、地球から見て太陽からいちばんはなれること。見つけやすい時期です。 くわしく →
- 宵の明星・明けの明星
- 夕方の西の空に見える金星が宵の明星、明け方の東の空に見える金星が明けの明星です。 くわしく →
- 順行・逆行(じゅんこう・ぎゃっこう)
- 惑星が星座の間を西から東へ動くのが順行、ぎゃくに動いて見えるのが逆行。地球が惑星を追いぬくときに起こる見かけの動きです。
観察と道具
- 口径(こうけい)
- 望遠鏡や双眼鏡の、光を集めるレンズや鏡の直径。大きいほど暗い天体まで見えます。 くわしく →
- 倍率(ばいりつ)
- 望遠鏡でどれだけ大きく見えるか。上げすぎると暗くぼやけます。 くわしく →
- シーイング
- 空気のゆらぎの少なさ。シーイングがよい夜は、月や惑星が細かく見えます。 くわしく →
- 暗順応(あんじゅんのう)
- 暗い場所で目が慣れて、暗い星まで見えるようになること。15〜30分ほどかかります。 くわしく →
- 星空保護区
- 暗い夜空を守る取り組みを、国際的な団体が認定する制度。日本では西表石垣国立公園などが認定されています。 くわしく →
この用語集の言葉が出てくる記事
用語の意味がわかったら、実際の記事で使い方を確かめてみましょう。
- 「放射点」「極大」「ZHR」→ 流星群カレンダー
- 「月齢」「上弦・下弦」→ 月の満ち欠けの順番と仕組み
- 「衝」「最大離角」→ 惑星カレンダー
- 「本影・半影」「皆既・金環」→ 日食・月食カレンダー
- 「光年」「等級」→ 光年とは・星の等級とは
言葉の意味がわかったら、実際の夜空で確かめてみましょう。
星空を3Dで見る →よくある質問
光年とは?
光が1年かけて進む距離で、約9.46兆kmです。
等級とは?
星の明るさのランクで、数字が小さいほど明るい星です。
衝とは?
外側の惑星が地球から見て太陽の反対側に来ることで、一晩中見えて明るさも最大になります。
放射点とは?
流星群の流れ星が飛び出してくるように見える空の1点です。